TTS株式会社
代表取締役 山内 将義様
中退就職カレッジ
就職カレッジ
本社所在地
東京都港区
設立
2012年
従業員数
45名
業種
IT・通信
ホームページ
事業内容
マンション設備推進事業、ポスティング事業

導入の成果

ジェイックのサービスを利用する人たちは、「リスタートを切りたい」とか、「いままでの人生から一歩踏み出したい」とか、考えている人が多いじゃないですか。そこが僕の人生と似ているところがあります。ジェイックから採用した在籍社員数:15名(2020/5現在)

「コロナは業績に影響を与えていますか?

事業はいくつか展開していますが、ポスティング事業が好調です。リモートワークの推進で自宅にいる人が増えているので、ポスティング需要が高まり、売上が急増しています。全体としても、売上は単月で見て、倍まで延びています。

この状況下では、ポスティング事業であれば、非対面でお客様と繋がれるのでチャンスです。大手も参入してこない市場なので、ポスティングをするスタッフの管理さえしっかりすれば対応できます。ただ、これらは短期的な売上の可能性もありますから、今後の世の中の状況に適応して売上が上がる仕組みづくりにも、取組み始めています。

働き方も、社員30名に対して、出社は6~7名ということで、国に従って7,8割減らせるように動いています。ただ、一人暮らしで在宅勤務が精神的にきつい社員などは、たまには出社して良いよ、とも伝えてもいます。

リモートワークでは、教育と評価が難しいと感じています。どうしても、出社しないと教えられない部分、顔を見ないとわからないことや感じられない部分もありますからね。コミュニケーションの数が減ってしまうことが現場の課題です。たとえば、お客様とのやり取りを隣で聞いて、その場でフィードバックするという対応ができていません。入社歴が浅い人へのこのような指導がなかなかできていないですね。

「コロナの状況でなぜ採用をしようと考えたのですか?」

他社の採用少なくなっている間に攻めて採用しないといけない、という考えは強いです。

経営者として、様子見も大切ですけど、この状況に対応していかないといけないとも思っています。この状況に対応すれば今後も勝ちやすいので。

それに、様子見をしたとしても、いつまで様子見すれば良いか分からないですよね。だから、この状況にどこまで立ち向かうか?というのが経営者として楽しんでいる部分でもありますね。

「コロナの状況で求職者の危機感などに変化はありますか?」

意識の変化は全然感じませんでした。「ちょっとヤバいんだろうな~」くらいでしょうか。
一方で、採用する側の意識は変わってきていると思います。今までと同じ基準で採用しようとは思わないです。
また、今後は必要とされる能力も変わると思います。「頑張ります!」という気持ちだけではこれからはNGでしょう。ITリテラシーの伸びしろ大切になってくると感じます。

これからの時代は、その人や組織が、本当に成果を上げるためには、あらゆるITツールを使いこなして、自分の生産性を上げる時代になると思います。自分たちも、まだ使いこなせる状況ではありません。ここをどうするか?が重要です。

今までのジェイックからの採用は精神面の評価を7割でやってきたのでセンスがない人もいます(笑)。最近では、入社前にタイピングのチェックをしてITリテラシーのセンスや伸びしろも確認しています。

ITリテラシーに対して避けて通ろうとする人もいますが、今後はそれはNGです。それを努力し続けられるかが、今後重要な要素になるでしょう。

「色々な採用手法の中でジェイックを選んでいただいている理由は?」

ジェイックからは19名採用してきましたが、自分の理念や考え方に共感してくれる人が多いというのが良いところです。ジェイックのサービスを利用する人たちは、「リスタートを切りたい」とか、「いままでの人生から一歩踏み出したい」とか、考えている人が多いじゃないですか。そこが僕の人生と似ているところがあります。僕自身、30歳までプラプラしていたのが、いろいろきっかけがあって、独立して、今なんとかしているということがあるので、その精神性共感してくれたり、想いが一緒だったりする人を採用したいと考えています。

ですから、 「自分の人生を自分で何とかしないといけないと強く認識して、自分の力で生きていこうと思っている前向きな精神性」を持っていることが大事。
そこが前提で、プラスアルファ、まじめにコツコツ取り組めるかが重要ですね。

いきなり仕事ができるようになったり、給与があがったりすることはありません。
仕事というのは、同じことの繰り返しなので、そこを踏ん張れる人が成長します。成長には時間がかかりますが、その時間をコツコツと頑張れる根気があるか、を見ています。

「大学を中退しているということについてはどう捉えていますか?」

20代のはやいうちに、大学を中退したことを猛烈に反省していて、自分を変えたいな、と本気で感じている人は応援したいです。

ジェイックの研修を受けた人たちは、新たな一歩を踏み出そうということもありますが、20代のはやいうちに「自分にとっての失敗」を自覚しているので、人生のリスタートを切る上では、すごく良いタイミングだと感じています。

それでいて、 転職経験もないので、「大学を出ていない新卒」という感じで育てやすいです。素直なので、その人が育つかどうかも企業次第、僕次第なので、育てがいがあるし、育たなかったら教育側のミスです。転職経験がなく未経験だからこそ、自分の育成の力が試されますね。

ただ、入社後に、その覚悟や気持ちが続いていない人もいますが、とはいえ、素直な人が多いので、組織としてはまとまりやすいですし、一般の中途採用における退職組とは違うところですね。ジェイック出身同士は、同じ境遇の人が多いので、仲が良く組織も作りやすいですね。

「今後、若手に求めることは何ですか?」

20代のはやいうちに、自分の立ち位置を理解して、自分の価値高められるように、正しい考え方で歩める人がいいですね。

たとえば「野球をめちゃくちゃうまくなりたい、というのに、8時間しか練習しません」といって時間で区切ってしまったりしていては、なかなか成長もしません。

労働は8時間だけれども、それ以外の時間でもいろんなことを考えたりして、自分を高めていかないと 、本当に価値のある人になれないと思うので、そういったビジネスに対しての姿勢がある人が良いですし、そんな人を育てていきたいと思います。

こういう厳しいことは、面接でも若い人に伝えるのですが、それは、同じ方向をむいて頑張ってくれる人を探すためでもあります。

会社として、3年以内に100名の組織にしたいというのが会社のビジョンです。同じ方向を見て頑張ってくれる集団でないといけないと思っています。いろんな考え方があると思いますが、僕は、自分が一緒に働きたいと思える人、同じ目標に向かって一緒に頑張ってくれる人がいるほうが気持ちがいいですよね。ですから、僕の目標と君の目標が重なり合ってるんだよ、だから一緒に働いているんだよ、ということを社員に伝えるようにしています。