新人向けプレゼン研修の目的
新人向けプレゼン研修では、主に新人を対象として、プレゼンテーションの方法、話す内容、態度、声に気を配る、伝え方などすぐに使えるプレゼンスキルだけではなく、顧客に合わせた資料作成など、今後の仕事をスムーズにするためのスキルを学びます。
相手に好印象を与えつつ自分の伝えたいことを伝え、早く成果を上げることができるようプレゼンスキルを学びましょう。 新人研修でプレゼン能力が身に付けば、上司や同僚への報連相がスムーズになることはもちろんですが、コミュニケーションスキルも高まり、新しいアイデアを発案したり、相手の長所を引き出すこともできるようになります。
営業職であれば顧客のニーズをくみ取り、商談にてうまくプレゼンテーションをすることで大きな成果を生むことも可能になります。
プレゼンの基本を学ぶ
新人向けプレゼン研修の目的は、まずはプレゼンの基本を学ぶことです。この研修では、プレゼンの目的や情報の伝え方、何のためにするのか、聴衆に与える印象など、基本的なスキルを学ぶことができます。
基本を学び、的確な情報伝達が身につけば、スムーズに業務が行えるようになりますし、成果にも直結します。
プレゼンの構成が考えられるようになる
プレゼンテーションの基本的な構成を学ぶことも研修の目的の一つです。プレゼンの骨子となる構成要素や流れを理解し、適切なストーリーを考える能力を養います。
新人社員は情報の整理、論理的なストーリーの構築、視覚的なサポートの活用などを学び、この能力を身につけることで、プレゼンが効果的かつ魅力的になり、聴衆に明確なメッセージを伝えやすくなります。
プレゼン資料を作成できるようになる
プレゼンに必要な資料を作成するスキルを身につけることも、目的として重要です。 プレゼン資料の作成には、パワーポイントなどのツールを使い、文字や画像、グラフなどを効果的に配置するなどにより視覚的に伝わりやすい資料を作る必要があり、技術が必要になってきます。
例えば、「ワンスライド・ワンメッセージ」で1枚のスライドに載せるメッセージを1つに絞ることで、聞き手によりわかりやすく内容を伝えるなどの工夫を学びます。
プレゼンでの伝わる話し方を身につける
プレゼンでの効果的な話し方を学ぶことも、研修の目的の一つです。 効果的な話し方を身につけ、明確で論理的な発言、声のトーンやスピード、聞き手に合わせた説明ができるスキル、情報を明確にし、それをわかりやすく伝えるための表現力、ポーズなどの様々なスキルを学びます。
また、効果的な話し方の中にはコミュニケーションスキルの向上も含まれ、聴衆の反応を見ながら、臨機応変に対応する能力も必要になってきます。
新人向けプレゼン研修でよくある悩み
話す内容を考える
時間がないときに新人から「少しお時間よろしいでしょうか?」と話しかけられしばらく聞いてみると、内容がよく分からず「結論から話して」と言ってしまうことはないでしょうか?
理論立てて考えて発言してもらわないと、時間がいくらあっても足りません。
まずは理論立てて考えることから学び、ストーリーをイメージできるように話すことで、相手にうまく伝えるということを学びます。
話す態度を考える
伝わっているか確認せず、言いたいことだけ言ってくる、報連相ができない、なんてことはないでしょうか。
状況に応じた態度と表情を学び、相手の理解を確認することを学びます。
話す声に気を配る
ぼそぼそ話すので周りの声に埋もれてしまうし、全然聞こえないということはないでしょうか。
相手にとって聞きやすい声で、はっきりと伝わるように話す、ということを学びます。
語尾を抜かず、はっきりと最後まで発音することで、明白に話が伝わるようになります。
新人向けプレゼン研修カリキュラム例
- 1回目約4時間
ポジティブな第一印象をつくる
- 研修の目標設定
- プレゼンテーションの基本
- ポジティブな第一印象をつくるプレゼンテーション
- 発表およびレビュー
説得力、信憑性を高める
- 自分の会社、組織またはビジネスを説明するプレゼンテーション
- 発表およびレビュー
- 2回目約4時間
複雑な情報を伝える
- 技術的または専門的な内容を明確に説明するプレゼンテーション
- 発表およびレビュー
より強いインパクトでコミュニケートする
- 表現力、ジェスチャー、声の強弱を使って柔軟性を身に付ける
- 精通していない資料によるプレゼンテーション
- 3回目約4時間
他者に行動を促す
- 他者の理論と感情に影響を与えるプレゼンテーション
- 発表およびレビュー
プレッシャーのかかる場面での対応
- プレッシャーのかかる場面での難しい質問に対処する練習
- 発表およびレビュー
- 4回目約4時間
聞き手に変化を促す
- アイデアを売り込むプレゼンテーション
- 発表およびレビュー
学んだことの整理
質疑応答
新人向けプレゼン研修のメリット
メリット
プレゼンだけではなく、信頼を築くことができるようになる
効果的なプレゼンでの話し方はもちろん、理解してもらうために必要な信頼関係構築の方法を学びます。
一方的に話をしても、相手が理解しなければ意味がありません。プレゼン方法、話し方、相手に伝わるコミュニケーションを学ぶことで、上司や顧客との信頼関係を生むことができます。
論理的思考力が身につく
ビジネスの場では特に、何をどのように伝えるか、はとても重要です。 これが苦手な人は、話をまとめることができなかったり、自分でも何を話しているのかわからない、ということが多いです。
実際に「結論から話して」「もう少しまとめてから話して」「結局何が言いたいのかわからない」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
これは全く理論的でなく、話が繋がっていないことが原因として挙げられます。 論理的に順序だてて話すことが出来るようになれば、話が分かりやすくなり、ロジカルに会話を進めることができるようになります。
新人向けプレゼン研修の特徴
ロールプレイングで確実にプレゼン力が身につく
ロールプレイングを取り入れた新人向けプレゼン研修では、以下のようなポイントを抑え現場や実際に近い疑似場面を想定して演じることで、自分の改善すべき課題を見つけ、実践力を身につけることができます。
- 実践的な場面を経験する
ロールプレイングは、架空のシナリオや役割を通じて実際の状況を模倣する方法です。新人がプレゼンテーションを行う場面を想像し、それを演じることで、リアルな状況に対する準備ができます。
- 自信をつける
ロールプレイングを通じて、新人はプレゼンテーションのスキルやテクニックを試し、磨く機会を得ます。失敗から学び、成功体験を積み重ねることで、自信をつけることができます。
- フィードバックを受ける
ロールプレイングの際に、他の参加者やトレーナーからフィードバックを受けることができます。このフィードバックを通じて、改善点や強化すべきポイントを把握し、成長することができます。
- 緊張に強くなる
新人が実際のプレゼンテーションに対して緊張感を持つのは自然なことですが、ロールプレイングを通じて緊張感を軽減する環境を提供できます。リラックスした雰囲気で何度も練習することで、本番に向けた心構えを整えることができます。
- コミュニケーション能力が向上する
ロールプレイングは、相手の役割を理解し、適切なコミュニケーションを取る能力を養うのに役立ちます。相手の視点やニーズを考慮したプレゼンテーションを行うことが求められる場合、ロールプレイングは特に有用です。
- 臨機応変さを養成する
プレゼンテーション中に予期せぬ状況や質問が発生することはよくあります。ロールプレイングを通じて、そうした状況に柔軟に対応する能力を養うことができます。
以上のポイントに注意を払いながら、ロールプレイングを活用した新人向けのプレゼン研修を設計し、参加者が確実にプレゼンテーションスキルを身につけるサポートを行うことが重要です。
実践とフィードバックの繰り返しにより、課題発見力を養う
新人向けのプレゼン研修において、実践とフィードバックを繰り返しを行うことで、プレゼンテーションの基礎スキルや対応力、フィードバックを受け取る力、短期間でのスキルアップが期待でき、確実にプレゼン力が身につきます。
- 理論だけでない実践の重要性
プレゼンテーションスキルを身につけるには、実際にプレゼンテーションを行うことが不可欠です。ただ理論を学ぶだけでは実際の場面での対応力や自信は得られません。研修では、新人が実際にプレゼンを行う機会を設けることが大切です。
- 成長につながるフィードバックの役割
フィードバックは成長の鍵です。実践後に参加者に対して具体的なフィードバックを提供することで、彼らは自分の強みや改善点を把握し、次回の実践に生かすことができます。トレーナーや同僚からのフィードバックを通じて、客観的な視点を得ることができます。
- フィードバックを受ける
ロールプレイングの際に、他の参加者やトレーナーからフィードバックを受けることができます。このフィードバックを通じて、改善点や強化すべきポイントを把握し、成長することができます。
- 繰り返しのスキル向上サイクル
実践とフィードバックを繰り返すことで、新人は徐々にプレゼンテーションスキルを向上させていきます。最初の試行では未熟でも、毎回の実践とフィードバックを通じて段階的に成長していく過程が重要です。
- 自己評価を行い改善点を探す
参加者に自己評価の機会を提供することも重要です。自分のプレゼンテーションを録音・録画して振り返り、自己評価を行うことで、改善点を自己発見することができます。
- 目標設定と振り返り
各実践の前に目標を設定し、その後振り返りを行うことで、進捗を可視化しやすくなります。目標達成の実感や未達成の理由を明確にすることが成長に繋がります。
実践とフィードバックを繰り返すことで、新人は徐々にプレゼンテーションスキルを向上させ、自信をつけていくことができます。繰り返しのサイクルを通じての学習は、長期的な成果を生む重要なアプローチです。
企業の課題に合わせたカリキュラム変更
企業の課題に合わせて新人向けのプレゼン研修のカリキュラム変更を行うことで、より実践的で成果に近づくスキルやプレゼンテーションのスキル、対応力、フィードバックを受け取る力が身につきます。
- 業務に直結した学習体験
企業の課題やニーズに合わせてカリキュラムをカスタマイズすることで、参加者は実際の業務に直結したスキルを身につけることができます。一般的なテクニックだけでなく、具体的なシナリオや課題に焦点を当てた学習が可能です。
- 成長につながるフィードバックの役割
フィードバックは成長の鍵です。実践後に参加者に対して具体的なフィードバックを提供することで、彼らは自分の強みや改善点を把握し、次回の実践に生かすことができます。トレーナーや同僚からのフィードバックを通じて、客観的な視点を得ることができます。
- 学習への関心と動機の向上
参加者が自分の業務や職務に関連した内容を学ぶことで、学習への関心や動機が高まります。実際の業務で活用できるスキルを習得することの重要性が理解されるため、学習意欲が高まります。
- 即実践へ繋がる
カリキュラムが企業の課題に合わせて構築されていれば、学んだスキルや知識を実際の業務にシームレスに適用できるようになります。研修内容が現実の業務とリンクしているため、実践への移行がスムーズです。
- 実際の課題への解決力の向上
カリキュラムが企業の課題に関連している場合、参加者は実際の課題に対してどのようにプレゼンテーションを行うべきかを学びます。これにより、課題解決力や戦略的な思考力が向上します。
- チームワークの促進
企業の課題に合わせた研修では、参加者がチームで協力して問題を解決する機会が増えます。これにより、チームワークも同時に向上することが期待されます。
- リアルなシナリオでの模擬演習
企業の課題に基づいたシナリオを使用した模擬演習を行うことで、参加者はリアルな状況に対する準備を進めることができます。これにより、プレゼンテーションにおける実践的なスキルが養われます。
「企業の課題に合わせたカリキュラム変更」を取り入れた新人向けのプレゼン研修は、参加者にとって意義深く、実践的なスキルを身につける効果的な方法です。企業のニーズと学習内容をリンクさせることで、より価値ある学習体験となります。
ジェイックの新人向け研修
お申込みから研修までの流れ
お問い合わせ、資料請求
お問い合わせ・資料請求は、電話、Webフォーム、メール等で承ります。まずはお気軽にご連絡ください。
ヒアリング訪問
お問い合わせいただいたご担当の方へ、対面もしくはお電話で、お問い合わせいただいた背景や目的などをお伺いいたします。その上で、貴社のご要望や課題に沿った研修コンテンツを作成いたします。
コンテンツ作成、企画書の提案
ヒヤリング内容を基に、弊社で企画書を作成いたします。企画書は、現状の課題、企画の目的(ゴール)、スケジュール、コンテンツ内容、講師、見積費用などを含んだ内容で提出いたします。
ご契約
企画書の内容でご納得いただき、実施日(会場)、講師が確定しましたら、ご契約の手続きに進みます。申込書の受領を持って契約完了となります。
研修実施
企画書の内容を骨子に、実施前までに講師と打ち合わせを行い、研修を実施いたします。
よくある質問
新入社員研修の費用はいくらですか?
ジェイックの新入社員研修は2種類あります。
【仕事の基礎の基礎】
学生気分から脱却し、社会人としての意識を身につけることを目的とした研修です。主にビジネスマナー、報連相、電話対応の仕方を学ぶ基礎を中心とした研修で、他社の新入社員との交流を通じて自ら積極的に周囲へ関わることを学びます。
■金額:69,800円/人(税抜)
※お申込み期間により早割価格もございます。
【新入社員研修PRO】
1年目でも社会人としての「プロ意識」を持ち、自らを律して行動できる人材を育成するための研修です。「組織の利益に貢献する」「成果や価値を提供する」「成果への責任を負う」といった社会人としての考え方を学ぶ研修です。
■金額
対面クラス:74,000円/人(税抜)
オンラインクラス:69,800円/人(税抜)
※対面・オンラインいずれもお申込み期間により早割価格もございます。
また、セット/団体でのお申込みの場合は、割引価格にてお申込みいただけます。詳しい金額はお問い合わせください。
新人研修でやるべきことは何ですか?
新人研修の目的は、仕事を行う上でのビジネスマナー、コミュニケーション、名刺交換、電話対応など基本的なスキルを身につけます。
他にも、新入社員に社会人としての自覚や心構え、知識などを教えたり、企業の方針や社風に合った研修を実施し、自社の将来を担う人材を育成することが大切です。
社会人になって最初に行う研修は非常に重要で、「なぜ仕事をするのか?」「なぜコミュニケーションを取る必要があるのか?」という根本的な考え方をしっかりと学ぶ必要があります。
最初に考え方を学ぶことで納得感が生まれ、2年目・3年目になっても研修の知識を活かすことができ、長期的なキャリア形成にも繋がります。
プレゼン研修はオンラインのみでしょうか?
オフラインでもプレゼン研修をご用意しております!御社へ伺うことも可能ですので、ぜひお問合せください。
カリキュラムのご相談は可能でしょうか?
もちろん可能です!御社の課題に合わせたカリキュラムを作成致します。また、時間や日数についてもご相談に応じますので、お気軽にお問合せください。