代表取締役_小林様、工事部部長_平澤様
丸浜舗道株式会社
代表取締役 小林様(研修派遣者)、工事部部長 平澤様(研修受講者)
「人を動かす」デール・カーネギー研修
リーダーシップ&コミュニケーション研修
本社所在地
〒400-0807 山梨県甲府市東光寺1-7-8
設立
1965年
従業員数
46名(2023年3月時点)
業種
舗装及びそれに付帯する工事の監理及び施工
ホームページ
事業内容
舗装及びそれに付帯する工事の監理及び施工
アスファルト合材の製造、販売(丸浜興業(株))
アスファルト殻及びコンクリート殻の中間処理業(丸浜興業(株))
再生砕石の販売(丸浜興業(株))
土木事業の管理及び施工(出羽建設(株))

導入の成果

今までは、部下を指導するときに、叱って怒って終わり、というところが多かったですね。
ですが、いくら持論を強く言っても言い訳をされたり、反発されたりするばかりです。少し方法を変えるだけでこんなに話しやすくなるんだなと驚いており、今では職場での会話もどんどん増えています。

従業員のみなさん

「人を動かす」デール・カーネギー研修に参加したきっかけは何ですか?

小林様:

デール・カーネギーについては「人を動かす」しか読んでいないのですが、わかりやすい内容で興味関心は持っていました。

そこにジェイックの担当者様にカーネギーの研修があることを伺い、ぜひ社内に浸透させようと参加希望を出させて頂きました。

平澤様:

私はカーネギー自体を知らなかったので、最初に参加の話を会社から聞いたときはレベルの高い内容ではないかと想像し、自分に合うのかどうか受けてみるまでは分からないなと感じました。

実際には素晴らしい内容で、今までで一番有意義な研修内容だったと思っています。

小林様:

もちろん、まず誰に受けさせるべきかは課題でした。

そこで受講に至るまでにジェイックの方々に当社の状況についてヒアリングしていただき、会社のキーマンとして平澤の名前が上がり、彼が社内でより高いリーダーシップを取れるようになることを期待して、受講させたいと考えました。

平澤様:

私は工事部部長に着任し、今年で3年目になるのですが、自分の仕事を人からきちんと教えてもらっていませんでした。

言い換えれば、聞く耳を持たず自己流で、自分のやっていることは正しいと思い込んで進めてしまい、実は間違いだらけだったという経験があります。

それも研修を受けて気付いたことばかりで、今になって振り返れば、人の気持ちになるところが足りなかったのが主な原因だったとわかります。

小林様:

平澤は仕事もできるし、その面では信頼は厚いのですが、人の話を聞かなかったんですよ(笑)。

「仕事できる=リーダーシップがある」とはなりませんし、社内では比較的大きな部署である工事部長となったからには、仕事ができるだけではだめです。

とはいえ社内で私を含め、いきなり平澤にリーダーシップについて教えられる体制・ノウハウもなく、そのタイミングで今回の研修のお話を頂いたので、とてもいい機会になりました。

平澤様:

私自身がコミュニケーション不足であることに加え、工事部には若い世代が増えており、とくに20代との接し方は難しいと痛感していた時期でした。

彼らは叱られ慣れていないので、すぐ仕事が嫌になってしまう傾向があります。こちらの考え方や対応を変えていかなければならない。そうした点でも非常に勉強になりました。

研修初回の印象について教えてください。

平澤様:

最初に皆さんの様子を見ていたところ、どなたもスキルのある方ばかりで相当自分がしっかりやらないと、置いていかれると感じました(笑)。

そのため2回目以降は、研修のある午前中は課題に取り組み、本をしっかり読んで備えておきました。皆さんの様子が刺激になりましたし、負けていられないという気になりました。

初回のみならず、研修では知らない人同士でグループを組んで誰かがリーダーシップをとったり、皆で討論したりと自分で発言することが中心で、コミュニケーションスキルが格段に養われたかと思います。

他の研修では、大抵は聞いているだけですから、その差は大きいです。

講師の方は、参加者一人ひとりの一言一句を逃さず、本人に一番効果があることをフィードバックしてくださるのも有難かったですね。私にとってはフィードバックのシャワーのようでした。

作業服を着て空を見上げる男性

研修で学んだことを持ち帰り、どのように実践しましたか?

平澤様:

私の部署では、定期的に工事部会を行っているのですが、研修受講するまでは、自分の思うことがあってもあまり話すことはなく、一人でやってしまうようなことが多かったです。

しかし研修を受けて、「人に変わってほしいことは、積極的に発言し、伝えなくては」と考えるようになりました。

会社では、10年ビジョンを掲げているのですが、私は「破壊と、変化と、再生と」をテーマに、“悪いものを壊し、変化させて良いものに再生させていく”ことを掲げていました。

それを部会でビジョンやプロセスを説明し、みんなに協力してもらうよう訴えたのです。

おそらく研修を受けていなければ、自分だけで考えて行動していたはずで、それを発表すらしなかったと思います。皆に協力してもらうようになれたことは、私にとって画期的なことでした。

20~30代の社員は「山梨一番の舗装会社になる」と掲げていたので、そのためには自分の「破壊と、変化と、再生と」は不可欠ではないかということでリンクさせ、一緒に目標達成のために協力していくことになりました。

小林様:

それまで平澤本人は頑張ってはいたのですが、破壊ばかりが先行しており、さらにどう変化させていきたいかを社員に伝えてこなかったのです。

自分だけが分かったうえで発言していたので、むしろ周りは振り回されていた印象でした。それをきちんとビジョンから順序立てて発信してくれたので、皆が納得して、協力できるようになりました。

研修途中、社員から平澤が変わってきたという声が上がるようになりました。平澤はそれまで受け答えが直情型というか、ストレートな表現をするので周りが傷ついてしまうことがありました。

これはすでに改善されたから言うのですが、私も傷ついたことがあります。

人の気持ちを考え、相手のことを汲んで話してくれるようになったのが、研修途中から感じられるようになりました。伝えることがいかに大変かを自覚し、相手に配慮するようになっていました。

最近のことですが、社員の一人が「平澤さんに呼ばれ、あんなに褒められたことがなかった」と話してくれました。

それまでなら、呼び出しされたら何を怒られるのかとビクビクしていたのが、褒められて嬉しかったそうです。

平澤にそのことを話しましたがあまり良く覚えておらず(笑)、それだけ自然に周囲と接することができるようになったことなのでしょう。

受講して変化を感じたこと、手ごたえなどあれば教えてください。

平澤様:

今までは、部下を指導するときに、叱って怒って終わり、というところが多かったですね。

そこで「自分も同じようなことをやって、役所からこんな風に怒られた」というような自分の失敗談を話し、そのうえで「こうしないとダメだよ」というようにアプローチを変えました。

すると相手もすんなり聞くことができ、「すぐに役所に電話します」のように対応も早くなりました。

いくら持論を強く言っても言い訳をされたり、反発されたりするばかりです。少し方法を変えるだけでこんなに話しやすくなるんだなと驚いており、今では職場での会話もどんどん増えています。

受講を終え、振り返ってどのようなことを学びましたか?

平澤様:

部下とのコミュニケーションについては多くを学びました。

怒る・叱るだけでは逆効果で、相手の話を聞き、自分の想いをきちんと伝えることなど、研修で学んだことが自分を変えたのだなと実感しています。

私には学びが多すぎるぐらいで、8回ともインパクトが強く、これだというものを挙げるのが逆に難しいです(笑)。

通常なら研修はいざ受けるときになると面倒くさくなることもあるのですが、この研修では、すぐにこうチャレンジしてみようと思えてきます。これが他の研修とは決定的に違いますね。

「自分の殻を破る」研修も印象的でした。そこでは恥ずかしいと思えることを超えて、役者張りに自分を演じ切るんです。

それは映画のワンシーンをそれぞれの配役で演じるのですが、みんなと協同して作業するので全く恥ずかしくなかったですね。

同じ場にいて、同じモチベーション・方向を向いているからこそ、できるものです。

研修の最後には、個人の発表がありましたが、私は「破壊と、変化と、再生と」という10年ビジョンを持っていたので、それを自分の核として目標等を発表することができました。

聞けばほかの方々もそれぞれ自分の核を持っており、改めてそうしたものを持ち、伝えていくことが大事かを学びました。

研修が終了しても、私が参加した研修メンバーとはメーリングリストを作成し、そこで現在も報告し合っているので、みんな頑張っているのだなと楽しみにしています。

メールの書き方についても、読んでくれる人の立場に立った書き方をするようになり、思わぬ成果を感じられています。

小林様:

受講して2カ月が経ちましたが、私を含め社内の人間がみな平澤の変化を感じていることは嬉しいですね。

私の印象としては、研修参加前は、平澤は怒ってばかりいたので、どうしたらいいかと悩んでいた時にカーネギーの講座に出会い、この内容なら変えてくれるはずと期待していたので、派遣して正解でしたね。

平澤も先ほど述べていましたが、通常の研修なら座学で聞いているだけで、良くなった気になって会社に戻り、結果変わらないということがよくあります。

その点で、この研修は他とは違うと改めて実感しました。

会議中の様子

今後学んだことをどう生かし、どういう組織にしていきたいですか?

平澤様:「破壊と、変化と、再生と」のうち、破壊はもう大まかに終わっています。

これからは変化の時期で、その先の再生とオーバーラップさせながらリーダーシップをとって組織を変革させていければ、皆の思う「山梨一番の舗装屋」になれると思っています。

そのためには「工事部長のいうことを聞け」ではなく、うまくリードしながら皆に同じ方向を向いてもらいたいです。

役職は名前だけであり、自分のビジョンや想いを自分だけでなく、周囲にどんどん共有していくつもりです。

自分が変わることで皆が変わっていくので、それは今後の自分の頑張り次第だと感じています。

まだまだ私自身も研修で学んだことを忘れがちになることも多いので、本を読み返すなど努力は継続します。せっかく学んだことが無駄にならないよう、成果が出るのはこれからです。

小林様:会社としてはこれまでお話ししたと入り、部門ごとに10年ビジョンを掲げており、それぞれが責任をもって、一丸となって成し遂げたいですね。

そのためには、カーネギーの言うように「相手の立場に立って行動する」ことが条件になります。

平澤の成果を受けて、今後は他の部門長のみならず若手リーダーなどにも受講させていきたいと思っています。

次回は平澤の部下である若手社員が受講予定であり、いい方向に変化が起きることを楽しみにしています。

平澤様:先ほど述べたように、受講が終わって寂しい気持ちでいましたが、社内で研修を受ける人が増えて情報共有ができれば、ものすごい武器になると思います。

同じ考えの人がいると相談できる場も増えますので、有難いです。そうして研修で学んだことをチームの共通言語・ツールとして、どんどん活用していければと思います。

小林様:さらに希望をいえば、先ほど平澤が受講者同士のメーリングリストの話をしておりましたが、ジェイックさんにはそうした横のつながりのサポートもしていただければありがたいですね。

最後に発表したことの実践報告会など、定期的に場を設けていただければ、学んだことを忘れず、継続・実践していくことがさらに容易になるかと思います。


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