若手社員向けキャリア研修とは
若手社員向けのキャリア研修は、主に20代の若手社員を対象に、キャリアビジョンの形成や自律的なキャリア構築のアクションを生み出すための研修プログラムです。研修を通じて、自己理解を深め、自身のキャリアを主体的に考えるきっかけを提供し、また企業へのエンゲージメント向上やモチベーション向上につなげます。
若手社員向けのキャリア研修は一般的に、自己分析、強み発見、キャリアビジョン形成などの内容が含まれています。若手社員が自律的にキャリアを築くために必要不可欠な研修であり、仕事への意欲向上や早期離職の防止にも繋がります。
若手社員にキャリア研修が必要な理由
若手社員にキャリア研修が必要とされる背景には、若手社員の離職、エンゲージメントの低下、働き方や価値観の変化があります。入社3年以内の離職率が高くないという企業でも、最近は20代中盤~後半の若手優秀層の離職が課題となっている企業も多いでしょう。
時代が変化する中で、若手社員はキャリア形成・キャリア安全性に非常に強い関心を持っています。そのため「この職場での将来」に不安を持つと、仕事への意欲が低下、静かな退職や離職につながる恐れがあります。
キャリアの将来像が見えない状況では、目の前の仕事に対するモチベーションが下がり、主体的な取り組みや工夫も減少します。さらに「この会社でこのまま働き続けても成長できない」「転職するなら早い方が良いのではないか」と不安が強まり、転職を考え始めてしまいます。特に優秀層ほどキャリア形成への関心は高く、離職につながる可能性があります。
AI/DX化による知識労働の高度化、転職によるキャリア形成という価値観の一般化、少子化による採用難、人生100年時代におけるキャリア自律の必要性など、企業を取り巻く環境も大きく変化しています。
若手社員のキャリアへの不安を解消すると共に、仕事や組織へのエンゲージメント・モチベーション向上を図るうえで、若手社員向けのキャリア研修は非常に重要です。以下では、若手社員にキャリア研修が必要な理由について、詳しく解説します。
知識労働の高度化とエンゲージメント強化
AI/DX化が進む中で、正社員に求められる知識労働はどんどん高度化しています。データ入力や定型的な事務処理といった単純作業のIT化が一巡した上で、知識を必要とするような仕事もどんどんAIへの置き換えが進んでいます。
その中で正社員に求められるのは、AI等で代替できない領域の業務です。顧客への課題解決の提案、価値創造やイノベーション創出といった高度な知識労働です。また、顧客接触やプロジェクト進行、部下やチームメンバーの育成、モチベーション管理といったヒューマンスキルを活用する業務も重要性を増しています。
こうした高度な知識労働やヒューマンスキル活用は定型業務ではなく、現場での思考や判断、創意工夫が求められます。ここに必要な従業員の主体的な思考や行動、責任感を引き出すためには、エンゲージメントが必要です。
エンゲージメントを強化するうえで必要不可欠なのは、「この職場でキャリアを築いていける」「今取り組んでいる仕事が自分の成長につながる」「この仕事に意味がある」というキャリア自律やジョブクラフティングです。キャリア研修を実施することで、若手社員がこうした感覚を持てるように支援することが重要です。
「転職によるキャリア形成」の価値観
終身雇用は完全崩壊し、年功序列の感覚も廃れています。転職が当たり前となった現代において、今の若手社員は一つの会社に留まるのではなく、「転職を重ねてキャリア形成していく」という感覚を持っています。そのため、「今の職場で成長機会が得られない」「キャリアの未来が見通せない」「働き方への不満が解消されない」と判断すれば、若手社員は比較的容易に「転職」という選択肢を選びます。
さらにジョブ型雇用の導入等を通じて職種の専門分化が進み、プロフェッショナル志向が高まっていることも、若手の転職に拍車をかけています。企業として若手の定着を図るためには、キャリア研修等を通じてキャリア自律を促し、また、社内でも十分にキャリア形成ができることを示し支援していく必要があります。
少子化による採用難
従業員から見たとき「転職は容易になっている」一方で、企業から見たとき「採用の難易度」は増しています。少子化の急速な進行によって、若年層の採用は難易度を増しており、この流れは今後も確実に加速します。そのため、多くの企業が限られた若手人材を奪い合う状況となっています。
さらにホワイトカラーに求められる知識労働が高度化している中で、企業が求める人材要件も高度化しています。単に「若い人材」ではなく、「高度な業務を担える資質やスキルを持った若手」といったように企業の採用基準が上昇しており、優秀層の奪い合いは新卒市場、そして転職市場で熾烈になっています。
「若手優秀層」の採用は非常に困難であり、採用した若手の離職防止の重要性が増しています。採用にかかる費用、教育コストという観点からも、既存の若手社員を育成し、定着させることが企業にとって重要な経営課題となります。
人生100年時代とキャリア自律の必要性
企業側によるエンゲージメント強化と離職防止の重要度が上がる一方で、企業として「終身雇用」を保証できる時代ではなくなっています。また、人生100年時代と言われる長寿社会において、個人が働く期間も長期化しており、一つの企業で定年まで働き続けることは現実的に困難だといえます。
このような背景から、企業依存のキャリア形成から、個人主導のキャリア形成が求められる時代となっています。従業員一人ひとりが自分の強みや価値観を理解し、自らキャリアを設計し、必要なスキルを主体的に習得していく「キャリア自律」が重要です。
こうしたキャリア自律の概念は若手に浸透しており、若手社員は、企業が自分のキャリア開発を支援してくれるかどうかを重視しています。そのため、キャリア形成の機会が得られない企業は選ばれず、離職される可能性が高まります。
その意味でもキャリア研修等の施策を打っていかないと、若手社員から見放され、特に優秀な人材の流出につながる恐れがあります。企業と従業員の双方にとって、キャリア自律を支援する環境づくりが不可欠な時代になっています。
若手社員が抱えやすいキャリアの悩み・課題
若手社員は、入社数年を経て業務に慣れてくる一方で、様々なキャリアに関する悩みや課題を抱えやすい時期でもあります。
・将来のキャリア(キャリア安全性)への不安
・”青い鳥”症候群
・管理職世代との価値観ギャップ
など、若手特有の悩みが存在します。これらの悩みや課題を放置すると、モチベーションの低下や生産性の低下、ひいては離職につながるリスクがあります。以下では、若手社員が抱えやすいキャリアの悩み・課題について、それぞれ詳しく解説します。
将来のキャリア(キャリア安全性)への不安
若手社員が最も抱えやすい悩みの一つが、将来のキャリアへの不安です。終身雇用が崩壊した現代において、今の20代は自らのキャリア形成に対して非常に強く興味・関心を持っています。会社が自分を守ってくれないことを知っているからこそ、成長欲求やキャリア形成に高い関心を持ち、それが将来のキャリア(キャリア安全性)への不安にもつながっています。
キャリア安全性とは、「自分のキャリアが長期間安定な状態であると認識できるか?」という概念です。社内でのキャリアパスが見えない、成長実感が得られない、先輩や上司の姿に憧れを持てない、といった状況があるとキャリア安全性への不安が増大します。
キャリア安全性への不安が高まった状態は、「今の職場では経験が積めない」「キャリアを構築できない」といった焦りや切迫感がある状態です。この状態が続けば、冷静な判断ができないまま転職を急いでしまい、離職にもつながってしまいます。
仕事の意味ややりがいを見出せない
若手社員は、日々の業務を「作業」として捉えてしまい、仕事の意味ややりがいを見出せないという悩みを抱えることがあります。
入社当初は、上司や先輩から細かく指示された業務を一つひとつこなしていくことが中心です。業務を細分化してタスクとして渡すことで、経験の浅い若手社員でも対応できるようになる一方で、細分化されたタスクだけを実施していると、自分の仕事がどのように組織や顧客に貢献しているのか見えにくくなります。
その中でも、入社して1-2年は目新しい仕事に取り組む機会が多かったり、徐々に権限や取り組める領域も拡張し、成長実感を得やすいでしょう。しかし、徐々に仕事に慣れると「マンネリ感」が生じます。客観的にはまだ次のステージに進むには力不足や経験不足かも知れませんが、本人はそうは思っていません。
そうすると、「なぜこの仕事をしているのか」「この業務にどんな意味があるのか」「この仕事で成長できるのか」といったことが分からない、またある意味では余計な雑念を持ったまま業務を続けることになります。
自分の仕事が組織や顧客にどう貢献しているか、業務の全体像や目的を理解していない、また仕事と自分のキャリアや人生が紐づいていない状態はモチベーションや業務の質低下につながります。
こうなると「言われたことをやるだけ」という受け身の姿勢から抜け出せず、主体性を発揮することも難しくなります。そして、「この仕事を続けていても意味がない」と感じるようになってしまい、離職を検討するきっかけにもなります。
”青い鳥”症候群
若手社員は、Web上やSNSで目にする華々しい情報に踊らされやすく、いわゆる”青い鳥”症候群に陥りやすい傾向があります。SNSやビジネスメディアでは、他社の魅力的な福利厚生や働き方、同世代の華々しい活躍、スタートアップでの成功事例など、キラキラした情報が日々発信されています。
こうした情報に触れると、「隣の芝生は青く見える」状態となり、今の職場よりも他社や他の職種が魅力的に見えてしまいます。今の職場の良さや成長の可能性を正しく評価できず、「転職すれば全てが解決する」「もっと良い環境があるはずだ」と安易に考えがちです。
また学生時代からキャリア教育を受け、上記のような情報を日々得ていると、「いま自分の思い描くキャリアが実現できていない」と焦りを感じる若手も少なくありません。理想と現実のギャップに悩み、「このままではいけない」という焦燥感から転職を選び、目の前の成長機会を見逃してしまうこともあります。
キャリア形成には時間がかかり、地道なスキル習得や経験の積み重ねも必要です。短期的過ぎる視点でキャリアを判断してしまうと、今の職場で得られるはずの経験や学びを軽視し、安易な転職を繰り返してしまうリスクがあります。”青い鳥”を追い求めるあまり、自分のキャリアを主体的に築いていく機会を失ってしまう状態です。
管理職世代との価値観ギャップ
若手社員が抱える悩みの一つに、管理職世代との価値観ギャップもあります。管理職世代である40代から50代の多くは、終身雇用や年功序列が当たり前の時代に社会人としてのキャリアをスタートさせました。
「努力は報われる」「会社のために働く」「会社が定年まで面倒を見てくれる」という価値観がまだ色濃い時代であり、組織への忠誠心が強く、苦労してこそ一人前になれる、といった考えを持つ傾向もあるでしょう。また、さらに上、いまの50代や60代である当時の上司から厳しい指導を受けた経験を持つ人たちも多いでしょう。
一方、若手世代である20代は、自分の成長・自己実現の重視、ワークライフバランス、転職を前提としたキャリア形成という価値観を持っています。そのため、「自分のキャリアのために働く」「成長できる環境を選ぶ」「ワークライフバランスが大切」という意識が強く、組織よりも個人のキャリアを優先する傾向があります。この価値観の違いは、日々の業務におけるコミュニケーションや期待値のズレを生み出します。
こうした価値観ギャップを理解せずに指導や評価を行うと、若手社員は不満やストレスを感じてしまい、離職リスクが高まります。こうした若手社員の価値観を理解し、適切なケア、働きかけを行うことが必要です。
若手社員向けキャリア研修の実施時期とタイミング
若手社員向けキャリア研修は、実施時期も重要です。キャリア研修を実施し、高い効果が期待できるタイミングとしては、以下の3つがあげられます。
・入社2~3年目
・入社1年目後半
・昇進・異動・新規事業配属など
弊社が実施した「年代別の退職状況と退職防止施策」の調査によると、最も多く退職している年代は20代です。特に20代の中でも、入社3年以内の離職率は高い傾向にあります。採用や教育にかけたコストが無駄になるだけでなく、1人の若手社員の退職をきっかけに、周囲の若手社員も芋づる式に辞めてしまうケースは少なくありません。

入社2~3年目は、ある程度仕事に慣れ、マンネリ感が生じやすい時期といえます。新人の時ほどの成長実感を得られなくなり、「この会社で、この仕事で、このまま頑張っていていいのかな…」と考えてしまう瞬間が訪れがちです。そうした不安や悩みが離職につながる可能性があります。そのため、このタイミングでキャリア研修を実施し、成長実感を獲得させたり、キャリア展望を描かせたりすることで、若手社員を職場に定着させ、離職を防止することができます。
入社1年目後半の実施も効果的です。基本的な業務の流れが理解でき始めるこのタイミングで、キャリアについて考える機会を提供することで、「目の前の仕事をこなすだけ」ではなく、「自分のキャリアを意識して働く」という習慣を早い段階から身につけることができます。
また、昇進・異動・新規事業配属など、役割が変わるタイミングも効果的です。新しい役割や環境に移る際は、自分のキャリアを見つめ直す絶好の機会です。これまでの経験を振り返り、新しい役割で何を学び、どう成長していくかを考えることで、キャリアビジョンを明確にし、モチベーション高く新しい業務に取り組むことができるようになります。
若手社員向けキャリア研修を実施する場合、このようなタイミングがおすすめです。
ジェイックの若手社員向けキャリア研修
若手社員のキャリア自律や離職防止、エンゲージメント向上には、単発の研修だけでなく、継続的な支援が重要です。株式会社ジェイックは、グループ会社Kakedasを通じて、キャリア研修とキャリア面談を組み合わせた若手社員向けのキャリア自律支援プログラムを提供しています。
ジェイックの若手社員向けキャリア自律支援プログラムは、強みを活かしたキャリア形成と個別フォローによる行動変容を実現する、総合的なキャリア支援サービスです。世界的に評価の高い才能診断ツール「Strength Finder」を活用したキャリア研修で強みにフォーカスしたキャリア開発を支援し、研修後は国家資格キャリアコンサルタントによる個別のキャリア面談サービス「Kakedas」で行動変容をサポートします。さらに、キャリア自律に対する効果測定や社員の本音をAI解析し、人財育成や組織開発へと活用することも可能です。
プログラムのゴールは以下の3点です。
①主体的なキャリア形成の必要性を理解する
②自身の中長期的なキャリアイメージを描く
③キャリアイメージを実現するために、上司や周囲を巻き込んで主体的に仕事に取り組む
研修は学びっぱなしにせず、個別フォローを通じて確実な行動変容につなげることを重視しています。キャリア自律支援プログラムの実施により、若手社員のキャリア自律を促進、業務へのモチベーションや組織へのエンゲージメントを高め、若手社員や優秀層の離職防止につなげることができます。
若手向けキャリア研修を効果的にする【Strength Finder】
ジェイックのキャリア自律支援プログラムは、本人の持つ”強み”にフォーカスして、自分らしい視点を活かし、”強み”から導き出されたキャリアを描くことを目指しています。強みを最大限発揮することで、仕事のやりがい向上と同時に、パフォーマンス向上をもたらします。「自分の才能」「才能の生かし方」を理解することで仕事においても継続した成果を生み出すことが出来るようになるでしょう。
研修では、以下の3つのステップでキャリアを描いていきます。
①自分を知る・自己理解とキャリア
→自分の強みやモチベーションの源泉を知り、自己理解を深めます。
②今を考察する・キャリアの棚卸し
→過去の棚卸しを才能診断を用いて行い、自分のことを理解します。
③未来を描く・キャリアを描く
→才能と強みを活かし、自分らしくこれからの未来を描きます。
「強み」を知るアセスメント・ツールとして、世界3,600万人以上(2025年10月時点)が受けている 世界一の才能診断ツール、米国ギャラップ社の「Strength Finder」を活用します。Strength Finderは、無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターンを「才能」として診断するツールです。
研修では自分の才能を知ると共に、才能を成果に結びつけるやり方=強みを学びます。米国ギャラップ社の調査によると、「強み」を活かすことができると、モチベーションが高まり、生産性も向上し、ひいては「生きがい」も高まることが解明されています。
具体的には、以下のような効果につながることが報告されています。
・生活の質が向上する:3倍高い
・「強み」を重視しているチームの生産性:12.5%高い
・エンゲージメント、仕事への積極性:6倍高い
Strength Finderを通じ「自分の強み」を知ることによって、主体的にキャリア形成に取り組むようになり、中長期的なキャリアイメージを描くことができます。
若手のキャリア自律を支援するキャリア面談【Kakedas】
キャリア研修はキャリア自律を考えてもらうきっかけです。大切なのは、研修をきっかけとして、自分のキャリアを真剣に考えて具体化し、行動に移すことです。ジェイックのキャリア自律支援プログラムでは、研修後に「受講者への事後コーチング」(キャリア自律支援面談)を組み合わせることで、プロセス・ラーニングとして、成果を実感いただけるように設計しています。
「Kakedas」は、従業員が国家資格キャリアコンサルタントに本音で相談できる環境を提供するサービスです。約3,040人(2024年10月1日時点)の国家資格キャリアコンサルタントの中から、AIが相性のいい相手を10人選定し、その中から従業員自身が相談相手を選ぶことができます。
社外の専門家だからこそ、「自社の上司や人事には話せない…」と思うことでも、心理的安全性を確保し、気兼ねなく相談できる安全・安心の場となります。サービスを通じて、従業員の方々は自身の意思を言語化することができ、想いを引き出すことができます。仕事の悩みや将来の漠然とした不安を相談することで、前に進むためのヒントや今後の自己成長、キャリアの見通しを立てられるようになります。
また、企業側にとっても大きなメリットがあります。「Kakedas」では、個人を特定しない形での面談分析レポートを提供しています。上司や人事の方々は、部下の本音をつかみ、「どのように組織改善すればよいか」の施策を打つヒントが得られます。対話データを分析するからこそ、エンゲージメントサーベイなどでは出てこない具体的、また本音が見えてきます。レポートは組織の人材育成戦略を考える貴重な手がかりとしても活用できます。
ジェイック若手社員向けキャリア研修のカリキュラム例
2時間/10人~実施可能です。
◇自己理解からはじめるキャリアデザイン
・キャリア自律が求められる背景とキャリア安全性
・ストレングス・ファインダー®とは?
・強みを生かすとで自分らしいキャリアが描ける
・才能とパフォーマンス/才能とキャリアの関係性
・強みをキャリアに展開するための方程式
・キャリア形成に重要な「才能への投資」
・「日常業務」と才能/キャリアのつなげ方
◇強みにフォーカスしてキャリアを描く
・【演習】診断結果から”強み“を知る
・診断結果の配布
・診断結果を個人毎に解説キャリア形成のポイント
・強みを活かしキャリアを描く3つのSTEP
①自分を知る- ②過去を知る- ③未来を描く・キャリアを描く上でのポイントと注意点
・【演習】キャリアを描いてみる
・まとめ
若手社員向けキャリア研修の講師紹介
若手社員向けキャリア研修に関してよくいただく質問と回答
若手社員向けキャリア研修のポイントはなんですか?
ジェイックの若手社員向けキャリア研修は、総合的かつ実践的なアプローチを採用しています。受講者は「Strength Finder」を活用して自身の強みを知り、キャリア自律の要素を包括的に学びます。理論だけでなく実践的なスキルも身につけることを重視しており、研修後は国家資格キャリアコンサルタントによるキャリア面談「Kakedas」で行動変容をサポートします。これによって若手社員一人ひとりのニーズや状態に柔軟に対応し、受講者が自身の課題や目標に焦点を当てて学ぶことができます。
また、ジェイックは若手社員研修の実績が豊富で、信頼性の高い研修プログラムを提供しています。さらに、対面・オンラインどちらでも受講が可能なため、受講者は自社の状況やスケジュールに合わせて柔軟に学ぶことができます。
自社の課題によるカスタマイズは可能でしょうか?
はい、可能です。ジェイックでは、年代や階層別に様々な研修を用意しており、課題に添った研修プログラムにカスタマイズします。
若手社員向けということであれば、「入社2~3年目の社員向け」「入社1年目後半の社員向け」「リーダーに昇進した若手社員向け」など、実施時期に合わせた研修内容とすることも可能です。
また、カリキュラムの組み合わせも柔軟にご対応が可能です。例えば、「キャリア自律研修+キャリアプラン研修」「キャリアビジョン研修+2年目研修」といったように、課題に応じてセットで研修を行うことができます。 ぜひご相談ください。
研修は何名から利用できるでしょうか?
2時間/10人~実施可能です。
キャリア自律を促すと若手社員の転職希望が増えてしまわないか心配です。
若手社員向けキャリア研修は、企業向けにサービス提供しているからこそ、「転職を促さないキャリア支援」を提供します。研修では、若手社員が日々取り組んでいる仕事の中で「何ができるか、何をしたいのか、そのためにどんな行動をいつまでにするか」を本人に考えてもらい、行動を促すことを重視しています。
また、研修後のキャリア面談「Kakedas」では、社外の中立的なキャリアコンサルタントとの面談を通じて、若手社員が自社でのキャリアの可能性を見出すサポートを行います。統計調査でもキャリア自律は転職を促進しないといったデータが出ていますので、安心してご利用ください。むしろ、キャリア研修を実施することで、若手社員は自社でのキャリア形成の道筋が見え、エンゲージメントが向上し、定着率の向上につながります。
失敗することを不安に思う若手が多く、新しい課題や目標にどうやって挑戦させると良いでしょうか?
若手が失敗を怖がるのは、「ミスをしたら怒られるのではないか」「この前のような失敗はもうしたくない」このような不安が背景にあることが考えられます。こうした失敗への不安によって、自分の能力を発揮したり、成果を出すためのチャレンジにも及び腰になりやすいのです。
ジェイックの若手社員向けキャリア研修では、「Strength Finder」を活用して強みの自覚を促すことで、自己肯定感や自己効力感を向上させ、チャレンジしやすい状態を作ります。また、キャリア研修を通じて仕事の意味づけやキャリアとの紐づけを行うことで、「失敗しても良いからやる価値がある」と若手社員自身が見いだせるようサポートします。
同時に、上司が「失敗してもいいから挑戦してみよう」と伝えているか、自己肯定感を高めるコミュニケーションをしているかといったことが、若手のマインドに大きく影響します。研修と併せて、管理職向けの研修も実施することで、より効果的に若手のチャレンジ精神を育むことができます。
ジェイックの若手社員向けキャリア研修の流れ
お問い合わせ、資料請求
お問い合わせ・資料請求は、電話、Webフォーム、メール等で承ります。まずはお気軽にご連絡ください
ヒアリング訪問
お問い合わせいただいたご担当の方へ、対面もしくはお電話で、お問い合わせいただいた背景や目的などをお伺いいたします。その上で、貴社のご要望や課題に沿った研修コンテンツを作成いたします。
コンテンツ作成、企画書の提案
ヒヤリング内容を基に、弊社で企画書を作成いたします。企画書は、現状の課題、企画の目的(ゴール)、スケジュール、コンテンツ内容、講師、見積費用などを含んだ内容で提出いたします。
ご契約
企画書の内容でご納得いただき、実施日、講師が確定しましたら、ご契約の手続きに進みます。申込書の受領を持って契約完了となります。
研修実施
企画書の内容を骨子に、実施前までに講師と打ち合わせを行い、研修を実施いたします。






