現場のモチベーションを低下させない会社の経費削減アイデア

2016/06/07
業績を伸ばすためには売り上げを増やすだけではなく、出ていくお金をできるだけ減らして利益を確保す
ることが欠かせません。しかし、職場に潜む無駄を省こうと過度にコストを削減した場合、現場のモチベ
ーションが低下することがあります。社員のモチベーションを下げることなく経費を削減する方法はない
のでしょうか。今回は、現場のモチベーションを低下させない会社の経費削減アイデアについてご紹介し
ます。

◆経費削減のためのアイデア



業務の効率化

経費削減のためにはさまざまなアイデアがありますが、
務の効率化も視野に入れながらアイデアを考える
ことが大切です。










・【アイデア1】社内文書のペーパーレス化

社内会議で必要な資料をプリンターで印刷して各自に配布しても、会議終了後は資料を見る機会が少なく、
たくさんの印刷物の中に埋もれてしまいがちです。
しばらくしてから資料を確認したいと思った場合に、増え続ける印刷物の中から欲しい資料を探すことに
一苦労した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そのため、社内文書のペーパーレス化を進める企業が増えています。ペーパーレス化はコピー用紙や印刷
代の節約になるだけでなく、業務効率化につながります。
ペーパーレスにすることにより、機密文書の外
部持ち出しのリスクも低減する
ことが可能です。

・【アイデア2】残業時間の短縮

会社に遅くまで残って仕事したいと考える方は少なくなっていますが、残業する同じ部署の同僚を手伝わ
ざるを得ない場合もあります。また、周囲の同僚が会社に残っていると帰りにくいという雰囲気を、誰し
も感じたことがあるでしょう。
残業時間を短縮するためには、残業が発生する理由を突き止めることが重要です。業務の進め方に問題は
ないか、ボトルネックとなっている社員がいないか探してみましょう。
ノー残業デーの導入も有効です。ノー残業デーを設定し、各自が定時内に集中して業務に取り組むことに
より、定時内で仕事を終わらせる意識を持たせます。

・【アイデア3】ノンコア業務のアウトソーシング化

企業が取り組む業務には、利益を生む「コア業務」とコア業務を支援する「ノンコア業務」の2つがありま
すが、注力すべきはコア業務です。ノンコア業務のために社員がコア業務に集中できないなどの場合、ノ
ンコア業務のアウトソーシング化を検討しましょう。

アウトソーシングサービスを利用することにより、人件費などの固定費を変動費化することが可能です。
会社業績に応じて委託業務量を調整することもできます。
ノンコア業務を専門とする業者に業務プロセスを一括で委託する、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソ
ーシング)の利用
もおすすめです。

◆経費削減とモチベーションの関係

NTTレゾナントは中小企業の20代・30代社員を対象にして、gooリサーチ上で「コスト削減と働くモチベ
ーションに関する意識調査」(2010年1月発表)を実施しました。
この調査によると、経費削減方法のうち最も多かったものが「コピー費の削減」(58.8%)、次いで「残
業禁止による残業代削減」(41.8%)、「交通費の削減」(41.2%)と続きます。

コスト削減によって働くモチベーションが下がると思うか尋ねたところ、「大変思う」が22.1%、「思う」
が39.1%、「思わない」が31.1%、「全く思わない」が7.6%という結果でした。
さらにコスト削減が退職を考える要因になると答えた回答者は37.8%に上ります。

「経費削減によって、利益を多く確保したい」と考える方も少なくありませんが、経費削減がモチベーショ
ンの低下につながることもあります。例えば、人材育成に不可欠な教育研修費の削減は望ましくありません。

◆おわりに

経費削減のアイデアをご紹介しましたが、現場の協力なくして経費削減を実現することは不可能です。削減
施策がもたらすベネフィットを十分に納得してもらうため、施策の実施前に具体的な目標を設定することが
大切です。

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