学生から社会人へ。新入社員の意識を変える責任感の持たせ方

2016/05/25
新入社員に仕事に対する責任感がないと感じてしまうことはありませんか。「言われたことしかやらない
」「あいさつができない」「時折遅刻する」など、自分が社会人であることを自覚していない新卒社員も
存在します。しかし、このような学生気分の抜けていない新入社員に対しても、上司の育て方によって仕
事に対する責任感を持たせることが可能です。今回は、上司が行べき新入社員の意識を変える責任感の持
たせ方についてご紹介します。


◆責任感を持たせるために鍵となる「当事者意識」


当事者意識の欠如要因
社会人として仕事をする上で最も必要とされるものは責任感です。お金を払って学校に通う学生とは違い、賃金をもらって仕事をする社会人との間には、責任感についての考え方にしばしば溝が生まれます。これは仕事に対する意識の差、つまり当事者意識の差によるものです。









・当事者意識とは

当事者意識とは、ある事柄に関して自分が主体的に関わっているという考え方を指します。この当事者意識
が希薄である場合、誰かがやってくれるだろう、失敗しても自分には関係ない、と業務を
途中で投げ出し、
最後まで遂行できないことがあります。社員に当事者意識を持たせることにより、業務につまずいたときや
うまくいかないときに「どうすればうまくいくのか」「何を改善するべきか」を主体的に考えるようになり、仕事に対して責任感のある姿勢へと変わります。

・当事者意識の欠如要因

当事者意識には、「無力感」「現実逃避」「自己正当化」の3つの欠如要因があります。環境の変化に対応
できず、仕事に対していつまでも充実感や達成感を得ることができないと、自信を失い当事者意識の欠如要
因を増幅
させてしまいます。


◆当事者意識を持たせるためにすべきこと


当事者意識を持たせる
新入社員に対して責任感や当事者意識を持たせるためには、小さな成功体験を積ませて褒めること、達成すべきゴールを明確にすることが重要です。











・認めることで承認欲求を満たす

責任感の根源となる仕事に対する当事者意識は、新入社員本人の成功体験によって芽生えさせることができ
ます。仕事の流れや手順を教え、一通り覚えたら1人で最初から最後までを担当させ、その成果について本
人と振り返りを行います。良い点は褒めて認め、悪い点は改善点を話し合いましょう。
新入社員を信頼し、達成できた部分を承認することで承認欲求が刺激され、仕事の達成感を得ることができ
ます。新入社員にはできる仕事を積極的に任せ、振り返りを重ねて成長を促しましょう。

・達成すべきゴールを明確にする

達成すべきゴールを明確にするため、1人で業務を遂行させる場合は時間を区切ったり、担当する業務範囲
を限定したりする
と良いでしょう。
業務経験が浅く、判断がつかない状態で仕事を投げてしまうと達成すべきゴールがあいまいになり、業務を
やり遂げた達成感を得られない場合があります。業務を任せるときは、時間やタスク、業務の目的を明確に
してから指示する
ようにしましょう。

◆組織における立場を相関図で把握させる

責任感を持たせる方法として、組織における新入社員の立場を相関図で見せる方法があります。自分の仕事
がどのような流れのどの部分を担っているのか、業務怠慢が会社にどのような影響を与えるのかを図示する
ことで組織の一端を担っていることを自覚させ、仕事に対する責任感を育てます。
この手法は新入社員だけでなく、役職者に新たな責任感を自覚させる手段としても効果的です。

◆おわりに

学生から社会人へ変わったばかりの新入社員は、大きな環境の変化に戸惑っています。
仕事に対する考え方が多様化する中、社員の責任感を育てるためには上司の適切な指導が必要不可欠です。
当事者の考え方や意識を変えるまでには少し時間がかかりますが、将来立派なビジネスパーソンとして活躍
できるよう根気よく育てていきましょう。

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