仕事ができない新入社員や部下の上手な叱り方

2016/01/14
仕事ができない新入社員や部下にお困りの上司の方の中には、彼らの叱り方に悩んでいる方が少なくありません。自分が叱られた経験を思い出しながら同じように部下を叱っても、なかなかうまくいかないものです。新入社員や部下を上手に叱るためには、押さえておきたいポイントがあることをご存じでしょうか。
今回は、仕事ができない新入社員や部下の上手な叱り方についてご紹介します。

ターゲットの特徴を捉える
新入社員や部下を上手に叱るためには、ターゲットの心理や特徴を理解したうえで、効果的な指導方法を選ぶことが重要です。
部下の叱り方を考える材料として、まず新入社員や部下の特徴を分析してみましょう。

最近の新入社員の特徴
最近の新入社員の特徴として、「波風を立てず平穏に過ごしたい」「すぐに謝る」「空気を読むことがうまく、周りに合わせることが得意」「叱られ慣れていない」といったことが挙げられます。周りに同調するのはうまいが、その半面、自分の意思を押し隠し、知らず知らずのうちに不満を蓄積させることがあるため注意が必要です。
一方で、周囲が「当たり前としているレベル」に合わせることも非常に上手なことも最近の新入社員の特徴です。そのため、現場の管理職や先輩社員が良い手本を見せてやれば、彼らはそのレベルに自分をマッチさせようとしてどんどん職場の戦力となってくれるでしょう。「空気を読んで周りに合わせる」彼らは、職場のレベルを映す鏡ともいえます。
新入社員や部下を指導する場合は、このような特徴を理解したうえで、適切に指導することが大切です。

最近の新入社員が求めている上司像
最近の新入社員は、仕事ができるかどうかではなく、上司の人間性を重視する傾向があります。自分の能力を伸ばしてくれて、必要なときには叱り、あるいは褒めて成長させてくれる、そんな上司像が求められています。彼らを上手に叱り、きっちりと「大人としての見本」を見せることができる、人格の高い人を上司に据えることも考慮する必要があるでしょう。

タイプによる叱り方
世代ごとの傾向があると同時に、やはり性格による個々人の特徴を新入社員や部下は持っています。ここでは大きく2つの性格に分けて、上手な叱り方見てみましょう。

外交的で、価値基準が外に向いているタイプ
外交的なタイプの部下は、自分の属するチームを意識しています。チームワークを重視していることから、彼らの仕事がチームに与える影響や同僚が感じていることなど、チームに関連付けた叱り方が効果的です。

内向的で、自分の価値観を重視するタイプ
内向的なタイプの部下は、自分の価値観に沿わない意見に反発します。職場の常識ではこうだから、という叱り方では、反発したり、委縮したりすることがあるため、相手の価値観に合わせた伝え方をすることで、信頼関係を構築することができるでしょう。

叱るときの伝え方やタイミングも考える
感情的に叱ることは、良い方法ではありません。落ち着いて論理的に説明しながら叱ってください。相手になぜ駄目なのか、何がミスの原因なのかを納得させることで、類似ケースが起きた際のミス防止にもつながります。
また、叱るときは過去のミスをまとめて叱るのではなく、ミスが起きた都度叱ることが効果的です。ミスした記憶が鮮明なうちにすぐ叱ることで、叱られた内容の理解度が高くなります。また、ミスに対してすぐに対応することにより、部下は上司が自分を気にかけてくれているのだと感じ、上司の期待に応えようというモチベーションの向上も期待できます。

おわりに
どちらも同じことのように思いますが、叱ることと、怒ることは違います。ミスをいかに今後の成長につなげるか考えながら叱りましょう。
また、叱るだけではなく、適度に褒めることも大切です。自己判断による業務ミスを叱られて委縮し、指示待ち人間になってしまうことはよく聞く話です。できない部下を叱るだけでは、行動を制限し続けることになってしまいます。正しい行動については褒めて、彼らの行動指針を作っていくことで、自ら仕事に取り組める人材へと成長を促していきましょう。
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